Logo東京大学 生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター(ITSセンター)Advanced Mobility Research Center (ITS Center), Institute of Industrial Science, The University of Tokyo

News Report 2007

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生研公開にてITSセンターの取り組みを紹介

2007年5月31日~6月2日の3日間、毎年恒例となっている生産技術研究所公開が行われ、ITSセンターは各研究室での個別展示に加え、研究棟ピロティにおいて簡易型TS-DSシステムと計測・実験用車両3台の展示を行いました。本年は同じキャンパスにある先端科学技術研究センターとも共同で一元的なキャンパス公開として開催されたこともあり、来場者は昨年より2000名以上増加し、特に3日目の土曜日は近隣の家族連れなども多く、活気のある公開となりました。 3台の特殊な車両と最新のシミュレータが並んだITSセンターの展示スペースは注目を浴び、多くの来場者が訪れました。中には計測車両の車載装置やTS-DSシステムの構成などについて説明員に熱心に質問する姿も見られました。

またITSセンターは、併せて実施された「中高生のための生研公開」の見学コース研究室として受け入れに協力し、多くの中高生グループが見学に訪れました。スタッフによる説明に続いて行われたドライビングシミュレータの運転体験では慣れないハンドルさばきに周りから歓声が上がり、これから大学に進むであろう若い世代に科学技術の体験機会を提供しました。

(田中伸治 講師)

「社会人のためのITS専門講座」千葉実験所にて開催

2007年度「社会人のためのITS専門講座」が9月20日に生産技術研究所千葉実験所(千葉市)で国際・産学共同研究センター(CCR)主催、ITSセンターと(財)生産技術研 究奨励会の共催で開催されました。本講座は2003年度から進められているCCR産学連携プロジェクト「サステイナブルITSプロジェクト」における成果を広く紹介することと、ITS分野の人材育成を目的としております。2004年度の第1回からこれまで年1回、駒場リサーチキャンパスにて開催されており、千葉実験所での開催は今回が初めてとなります。

当日は渡部俊也国際・産学共同研究センター長と池内克史ITSセンター長の開講挨拶に始まり、午前から夕方にかけてITSセンターのコアメンバーの須田義大教授と田中伸治講師、サポートメンバーの堀洋一教授、日本大学・景山一郎教授、埼玉大学・長谷川孝明教授、首都大学東京・大口敬教授による各講義が行われました。千葉実験所長である須田教授の閉講挨拶で本講座は終了し、引き続き研究室及び実験施設4箇所を回る見学会を行いました。

本講座には定員を超える多数の参加申込があり、当日は87名が受講、千葉実験所事務棟1階の大会議室は多くの受講者で席が埋まりました。講義中は講師の話に熱心に耳を傾け、資料にメモを取る受講者の姿が多く見られました。本講座がITSの研究開発やITSを担う人材育成の一助となれば幸いです。

(山口大助 特任助教)

中国・清華大学と協定締結、国際ミニシンポジウム開催

ITSセンターは2007年10月14日、中国の清華大学State Key Laboratory of Automotive Safety and Energy(ASE)とITS研究に関するMOU協定を締結しました。 これまで積極的に進めてきた大学との国際連携の一環でこれで8例目となります。

調印式は清華大学で行われ、Ouyang Mingao ASE所長と池内克史ITSセンター長が協定書に調印し、堅い握手を交わしてITSの研究分野で今後連携を深め合っていくことを誓いました。締結に際してはフランスINRETSの J-P. Medevielle 副所長とスイス連邦工科大の A.G. Dumont 教授から祝辞をいただき、また締結を記念してITSセンターからASEへ記念品を贈呈しました。 調印式には清華大学から Ouyang Mingao 教授、Keqiang Li(李克強)教授、Bo Cheng(成波)教授をはじめ先生方やスタッフ、東京大学から池内センター長、桑原教授、須田教授、鈴木准教授、田中(伸)講師が出席し、調印式は終始和やかなムードで行われました。なお式の前にはLi教授の案内でASEの実験施設を見学しました。

調印式に引き続き、清華大学、INRETS、東大ITSセンターの三者合同で国際ミニシンポジウムを開催しました。本シンポジウムは各々が取り組んでいる研究の紹介・発表を通じてお互いの理解を深めることを狙いとしており、各々から3~4名が講演しました。清華大学の学生も聴講に訪れ、講演に熱心に耳を傾けている姿が印象的でした。 シンポジウム終了後は清華大学の校訓「自強不息 厚徳載物」(自らを向上させることを怠らず、人徳を高く保ち物事を成し遂げよの意)が刻まれた壁面の前で記念撮影を行いました(写真は清華大学JIN Xiaoping氏提供)。

(山口大助 特任助教)

千葉実験所公開に合わせて「生産技術研究所 千葉試験線」開通式を挙行

平成19年11月9日、生産技術研究所千葉実験所の一般公開に合わせて「生産技術研究所 千葉試験線」の敷設を祝う開通式が行われました。国内の大学としては初めて敷設した本試験線は鉄道の実車両が走行可能なもので、軌道全長95.0m、曲線半径48.3m、軌間1,435mmとなっており、構内道路及び自動車実験走行路としても共用可能なようにアスファルト舗装が施されています。これにより昨年設置されたITS実験用交通信号機との連携も可能となり、交通システムの実験フィールドの一部として構成されています。

開通式では全国の鉄道事業者、車両製造メーカ等から多くのご来賓をお招きし、文部科学省 森学術機関課長、国土交通省鉄道局 潮崎技術開発室長、財団法人鉄道総合技術研究所 手塚企画室長、独立行政法人交通安全環境研究所 野田理事、航空・鉄道事故調査委員会 松本委員、千葉大学 福島理事、東京大学 西尾理事・副学長の方々をはじめとするテープカットと、前田生産技術研究所長によるくすだま割りで試験線の開通を祝い、実台車を用いた走行実験のデモンストレーションを行いました。また開通式に先立ち、当センターのコアメンバーで千葉実験所長である須田義大教授が「千葉実験所におけるITS、ビークル制御の研究展開」と題して、試験線の概要をはじめ、次世代の都市交通として欧米を中心に急速に普及しつつあるLRT(Light Rail Transit)の走行試験計画と、人間・インフラ・車両を情報通信で結び、安全・環境負荷低減・渋滞のない効率的なITSの構築を目指した交通実験の融合・展開についての特別講演を行いました。なお試験線開通式の様子などはNHKや千葉ケーブルテレビで放映されたほか、新聞や雑誌などに多数紹介されました。

一方、千葉実験所の一般公開は実験所内に実験装置や研究施設を有する研究室を中心に日頃の研究成果や装置・施設を紹介するイベントで、ITSセンターも毎年出展しており、「サスティナブルITSの展開」という題目で「サスティナブルITSプロジェクト・ITSセンターの体制」や「ITS実験用交通信号機の紹介」をはじめ、コアメンバーの研究室のパネル展示及び計測車両(ARGUS)の実車展示を行いました。またセンターの紹介パンフレットやニューズレター、『生産研究』(生産技術研究所の技報、Vol. 58・No. 3・ITSセンター設立記念シンポジウム特集・2006年刊、Vol. 59・No. 3・~サステイナブルITS~先進モビリティ連携研究センター(ITSセンター)特集・2007年刊)を配布し、センターの研究活動を広く紹介しました。

(山口大助 特任助教)

第6回ITSシンポジウム2007 報告

第6回ITSシンポジウム2007が12月6~7日に神戸市産業振興センターにおいて、主催 ITS Japan、共催(財)神戸市産業振興財団により開催されました。今回は神戸大学教授の朝倉康夫プログラム委員長のもと「安全と共生のITS」を総合テーマ年、「事故を減らすITS」、「災害時にも機能するITS」、「環境と人に優しいITS」の論文発表セッションが組まれました。ITSセンターからは14編の発表を行いました。総発表論文数は83編、参加者は324名と過去2番目の数となり、活発な論議が行われました。

(田中敏久 客員教授)

福岡モーターショー2007出展

2007年12月7日から10日にかけて、福岡モーターショー(福岡自動車博覧会、主催:同会実行委員会)が福岡国際センターなど博多港地区の3会場で開かれ、東大ITSセンターからも出展を行いました。福岡でのモーターショーの開催は初めてで、福岡県や北部九州地区が自動車産業都市を目指すなか、九州からアジアへ自動車の未来と文化を発信する願いを込めての開催となりました。

ITSセンターでは、同会場カーライフパビリオン1階のITSゾーンの一角に国土交通省九州地方整備局、インターネットITS協議会等と並んで6m×9mのブースを設け、センター所有の2台の計測実験車両、および簡易型の仮想交通実験室(実画像合成による交通流・運転シミュレータ)を各研究室の活動紹介パネルとともに展示しました。

5日には東大より助教の小野、山口、技官の西川らが会場入りしてブースの設営を行い、また7日以降は鈴木准教授、割田助教、計測車両開発グループのプロジェクトメンバー(各社協力研究員)、学生メンバーらも順次交代で加わり展示説明を行いました。来訪者の大半は一般人でしたが、用意した500部の紹介パンフレットや研究紹介冊子(生産研究)がすべて配布されるなど盛況となりました。

また8日には、モーターショーの一部として「ITSシンポジウムin福岡」も開かれました。

(小野晋太郎 特任助教)

東大ITSセミナーシリーズ(2)開催(ITSシンポジウム in 福岡)

地域の即したITSの普及促進を目指してITSセンターが開催している「東大ITSセミナーシリーズ」の第2回が2007年12月8日、福岡国際会議場で開催されました。今回のセミナーは、九州地区におけるITSの新たな展開へ向け、福岡モーターショーのイベントの一つである「ITSシンポジウム in 福岡」の一部として企画されたものです。

シンポジウムでは、桑原教授、須田教授、鈴木准教授らがセミナーとして「最先端ITS研究と国際連携」について講演を行いました。続いて名古屋大学の森川教授より「環境ITS研究モデル都市を目指して」、熊本大学の溝上教授、西日本鉄道(株)他より「九州を拠点としたITSの取り組み」の講演が行われ、最後に「アジアにおいた九州のITS推進」をテーマとした討論が行われました。参加者は104名を数え、九州におけるITS全般を中心に活発な議論が繰り広げられました。

(田中敏久 客員教授)

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