ニュースレポート2023

ITSセミナー in とちぎ

2023年8月2日(水)、栃木県宇都宮市のライトキューブ宇都宮にて、次世代モビリティ研究センター(ITSセンター)主催の「ITSセミナーinとちぎ」を開催しました。ITSセンターでは、研究成果の社会還元、地域のニーズに即したITSの普及促進、人材育成・交流を目的として、前身センターの時代の2006年から全国各地でセミナーを開催しています。今回はその41回目にあたり、「暮らしを変える・支える新技術」をテーマとして開催しました。栃木県内から87名(約65%)、県外から47名(約35%)、合計134名(産官学=36%:51%:13%)が参加する盛況のセミナーとなりました。

当センター長の大口敬教授および共催の宇都宮大学地域デザイン科学部地域デザインセンターの山岡暁センター長・教授による開会挨拶で幕を開けた後、栃木県の北村一郎副知事より、来賓挨拶がありました。第1部では当センターの須田義大教授と内村孝彦特任研究員より当センターの取り組みを紹介しました。第2部では、地元関係者の取り組みを紹介頂きました。栃木県県土整備部交通政策課公共交通担当の安生真人主査より「栃木県ABCプロジェクトの推進について」、宇都宮市総合政策部の室井君夫参事より「スーパースマートシティと交通政策」、宇都宮大学地域デザイン科学部の長田哲平准教授より「渋滞対策社会実験から見えてきたこと」、本田技研工業株式会社の波多野邦道 エグゼクティブチーフエンジニアより「自動運転・運転支援 技術の普及と拡大に向けたホンダの取組み」、東武鉄道株式会社経営企画本部の金子悟課長より「『国際エコリゾート日光』を目指した東武グループの取組み」、国土交通省関東地方整備局宇都宮国道事務所の吉田幸男事務所長より「道路の電脳化に向けた挑戦」と題してご講演を頂きました。第3部では、当センターの鈴木彰一准教授をモデレータとして、第2部の講演者と大口センター長によるパネルディスカッションが行われ、暮らしを変える・支える新技術を活かしていく上での課題や望ましい連携の在り方などをテーマとして、充実した議論が行われました。最後は、栃木県県土整備部の坂井康一部長による挨拶で幕を閉じました。

大口センター長による開会挨拶

北村副知事による来賓挨拶

吉田事務所長講演中のデモンストレーション

活発な議論が行われたパネルディスカッション

セミナー会場の様子